恋愛して結婚して出産する。新しい家族が仲間入りする。一見すると、とても幸せな道を歩んでいるように見えます。
だけどフタを開けて見てみれば、結婚や育児には独身の頃にはなかった制限や我慢、ストレス、不満などで溢れています。出産まで経験した女性の中には、同年代なのにまだ独身の友人を羨ましく思う人もいます。
子供を産んでガラリと変わる生活
結婚して愛する人と2人で暮らす時代はとても幸せに満ちあふれていたでしょう。お互いに思いやり、相手のために尽くそうとがんばれるのです。
子供ができるとその状況は一変します。出産した途端に妻は夫優先の暮らしから、子供優先の暮らしに。「女」であることを捨てて「母」になるのです。
一方で夫は特になりも変わりません。男性の育休が取得できるようになったとしても、育児は女性が中心の時代。夫は仕事に行き、家に帰れば用意された食事を食べて、お風呂に入ってさっさと寝る。
女性は家事+育児、さらに人によっては仕事など、負担が増えるというのに男性は何も変わらない。そのことに憤りを感じている女性も多いでしょう。
だけどちょっと待って。肝心の夫の方は、本当のところどう思っているのでしょうか?
意外と妻を気にかけていた
妻と小さい子供がいる男性の本音はどうなのでしょうか。
食事の用意、家を清潔に保つこと、そして育児。まるで24時間せわしなく働いているように見える妻を見て、夫も感謝しているものです。だけどそれが当たり前になってくると、感謝の気持ちが薄れてしまう……。
人は幸せを感じ続けると、幸せのセンサーが鈍くなるといいます。最初はがんばっている妻をいたわるつもりで家事や育児を手伝うものの、次第に手伝わなくなるのはそのせい。
これは夫が悪いとか気が利かないとかではなく、人間のメカニズムなので仕方のないことでしょう。
子供とどう接していいのかわからない
そして育児に関しては、夫は自分のお腹で育んだ命ではないため、すぐに父性が開花することはありません。
初めてのことに、触れたら壊れてしまいそうな命に戸惑い、どう接していいかわからない、というのが夫の本音。きちんと父親として子供と遊んでやろうと思っても、そして母親である妻を休ませようと思っても、何をすればいいのかわからないのです。
簡単に例えると、同じ育児1年生でも、妻は勉強が得意な子、夫は苦手な子という感じ。夫も得意になれば才能が開花するかもしれないけど、その方法を知らないだけ。
家庭では妻が夫をコントロールする必要がある
このように、夫が家事や育児をしなくても冷たい人間だというわけではありません。夫も夫で悩み、どこかで妻の助けになりたいと思っているもの。
妻の負担を減らし、夫にも家事育児に参加してもらうためには、妻が夫をコントロールする必要があります。
どの家事を手伝ってほしいのか、子供とどう遊べばいいのか、簡単に伝えるだけでいいのです。その伝え方にもポイントがあり、強い口調や命令口調で言えば反発されるのは当たり前。「女」だった頃の自分を思い出して、彼氏におねだりする気持ちで伝えるのがコツです。
家庭には男女両方とも必要不可欠。2人で協力して、互いに思いやれる家庭にしていってくださいね。
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